今年のゴールデンウィークはみなさん開放的になっていたようですね。もちろんきちんとコロナ対策に配慮しながらですが、「はじけている」というような雰囲気を私は感じました。そして、思ったより店内にお客様が戻ってきてくれたことはとてもうれしかったです。
あわせて、おうちで団らんというお客様も多かったようで、テイクアウトのご注文もけっこうあり、連日なかなか忙しかった。しばらく、コンビニの駐車場でカップ麺やおにぎりといった昼食が続いたくらいです。
東京の私の実家に暮らす姪がいるのですが、彼女の職場のお友達の実家が、なんと当店のすぐ近くだという縁で、そのご家族様のご来店もありました。不思議なつながりもあるものですね。
「近いな~って思って嬉しくなった」
と、我が姪から、そんなかわいいLINEもいただきました。
連休中盤には、とうとう主だったメニューや、連休後半注文分の仕込みが追いつかなくなり、やむなく一時閉店。ワンマン・カンパニーの限界ではありますが、マンパワーなのか、オペレーションなのか、問題を整理して、来年の課題としたいです。
最終日は早朝から夕方まで、お弁当やオードブルを作ってラストスパート。
おかげさまでこの日の夜に飲んだ缶ビールはめちゃくちゃおいしかったです。
2022.05.25
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ゴールデンウイークの少し前から、少しずつお客様の雰囲気が変わってきたような印象があります。「緩み」だとか「あごマスク」だとか、テレビなどではあいかわらずおかしな言葉がはびこっておりますが、みなさん過敏な反応にももう疲れてきたのではないでしょうか。見えないなにかのために、緊張状態を続けていくということは難しいものです。
一方、テイクアウトもまだまだ求められているようですね。持ち帰りや内食は、これからも大きな流れとして残っていくように思えます。そう、シーンに合わせて、いろいろな利用の仕方があってあたりまえ。それらにできるだけお応えしたいので、テイクアウトはこれからも引き続き取り組んでいきます。
人数の多い食事会などのご予約も承るようになってきました。この場所をガラクタ掃除、解体からはじめて作り上げたので、当店をそのような「場」として利用していただけることは本当に嬉しいです。なにもなかったこの場所に、人が集まっているその景色は、大げさですが「生きていてよかった」と思わせるほどです。
そして、料理ももちろん、拙いとわかっておりますが、自分のもっているスキルを出し惜しみせず作ります。そう、もったいぶって、やり残しをすることはつまらないもの。私は、今、ここを生きている人でありたいと思っています。なかなか難しい業ですが。
そうそう、ゴールデンウイークにあわせて道の駅KOKOくろべもオープンしましたね。しばらくものすごい賑わいだったようですね。直売コーナー「瑞色マルシェ」を担当しているAくんに声をかけると、
「忙しいなんてもんじゃありませんでしたよ! 」
と言っておりました。
以前の仕事でも、よく食品スーパーの新規オープンに立ち会ったことがありますが、新しい店で働く人は不思議とはつらつとしているものです。きっと、新しい経験ばかりなので、顔つきもよくなってくるのではないでしょうか。同じ場所に居座って、同じことばかりしていると、知ったようなことばかりを語りはじめ、へんに老けてしまうもの。私自身もそのような気持ちを忘れないよう、新しいことに挑戦していきたいと思っております。
2022.05.23
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さわやかな初夏。我が家の庭先の山吹がさくころ。私の好きな季節です。
クロも寒さがやわらいでうれしいのか、活発になって、やけにすり寄って甘えたりします。季節を喜ぶその無心さはクロに見習うべきかもしれませんね。とかく人間はあれこれと忙しさにかまけて、今ある幸せを見逃しがちです。
田んぼに水を張り、田植えの準備にはいるころ。天気の良い日などは、その水面が家の中の壁にキラキラと映って美しい。
この日はひさしぶりにミートソースのパスタを作ってみました。家で作るミートソースは焦がしたたまねぎとお肉、トマトのうまみと塩、胡椒のみ。グルタミン酸系の調味料や難しいスパイス、ハーブなどは入れません。シンプルな味わいが私は好きです。
夕暮れを眺めながら飲むワイン。ほんとうにぜいたくなひとときです。
2022.05.20
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店休日の午前中は、たいてい経理関係や残務などを店でしているのですが、仕事が終わって気が向くと、そのまま電鉄黒部駅から地鉄電車にふらりと、あてどなく乗り込むときがあります。
私はわりと聞く音楽に関しては硬派で、中学生のころから背伸びして洋楽やロックバンドを好んで聞いていました。でも、当時、ガールフレンドと申し合わせて同じラジオ番組を聴くという、甘酸っぱいことをしていたのですが、そのテーマとしてよくかかっていた、松田聖子の「赤いスイートピー」は好きで、思い出の曲です。ユーミンらしいメロディーも素晴らしいのですが、松本隆の歌詞もくすぐったくてなかなかいい。
春色の汽車に乗って
海に連れていってよ
もう、歌い出しからキュンキュンですね。
海ではなく、富山市内へ。その日、赤いスイートピーは見かけませんでしたが、松川べりに、桜がまだ三輪だけのこっているのを見つけました。もうすぐ散ってしまうだろうその花は、かえって貴重に思え、美しかった。
せっかく富山に来たので、オープンしたばかりのマルート富山にてお酒をいただく私。おしゃれな空間。モダンな器でいただく日本酒。私にはすこしばかりくすぐったい。
結局、駅前のベンチでワンカップ。
何故あなたが時計をチラッと見るたび
泣きそうな気分になるの
うひゃひゃ。くすぐったい。だれかたすけて。
2022.05.18
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デンパサールでの滞在ではアザーンが聞こえるような宿でしたが、バリ島ではヒンズー教の人口が多く、豚肉を使った料理も多かったです。島で食べた豚肉は特有の臭みがあり、逆に日本でふだんいただいている豚肉の臭みのなさは、品種改良されたためなのか、飼育の方法なのか、特別なのかもしれないなあと思いました。
カミさんと娘が買い物しているあいだ、私は下駄を履いて町を散歩。バイクの客相手の露店の店を見つけました。
(おい、あんたなによ、その木のサンダル)
みたいな、怪訝そうな顔をして私を睨みやるおばちゃん。
そこで、プラスチック製の椅子に座って、私はお昼ごはんを注文しました。
乱暴に渡された、このピリッと甘辛いバビグリン。
(すごいおいしいね、これ! )
と私が言うと、おばちゃんはクシャクシャと、実に愛らしい顔になったものです。
2022.05.16
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ここだけの話ですが、香港でのごはんは実に高くておいしくなかった。でも、土地が異様に狭いので、まあ、その場所代だろうとは納得できます。そして、人口も密集しておりますので、味より、いかに合理的に出すかが優先されているのかもしれません。
これは窮屈な屋台で食べたハムエッグライス。ハムといっても、甘い中華風の味付け。そして、ボソボソ気味のごはん。煮詰まったような醤油らしきものをかけて食べます。
でもブレードランナーのような、退廃的な雰囲気を味わうには良いかもしれません。イギリス統治時代の名残で、パイントグラスでビールが飲めるパブもけっこうありました。
そうそう、香港では、重慶マンションという怪しいビルの、窓さえもない、狭い一室に宿泊したのですが、そこの1階は中東やアフリカ系の人たちのコミュニティになっており、そのフロアにあったカレー店はすばらしくおいしかった。せっかくなので、
「ビールある? 」
と聞くと、店員さんに、あからさまに嫌な顔をされました。そう、敬虔なイスラム教徒の店。そこでは、アルコールを注文する私のほうが非常識だったのです。
2022.05.13
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消費期限間近のポテトチップスを食べても口の中が荒れてしまうほど、酸化した油には敏感な私。上海の旅行では、口の中が口内炎だらけになるほど食べ物が私には合いませんでした。やはり、油の質が良くなかったように思います。
滞在中は結局、同じ食堂に通うことになりました。南京東路の裏通りにあるここは、お総菜屋と食堂を兼ねているような店でした。二度目に行くと、私たちの顔を覚えてくれ、いろいろと親切にしてもらったものです。家族で食堂を営んでいる様子で、私たちが食べている中、夕方早々に店を閉め、みなさん仲良さそうに店の隅の食卓を囲んで談笑をしておりました。その光景は、古き良き日本のよう。とても微笑ましいものでした。
上海から高速鉄道で蘇州へ。古都蘇州では名物の麺をいただきました。味は淡泊で、大門そうめんのようなコシのある麺だったような記憶があります。
その店では、中学生くらいの女の子と同席になり、彼女はアニメなど日本の文化に興味深げでした。そうやって、かわいらしい女の子がひとりでふらりと来れるほど、蘇州は食堂に関する役割が成熟した都市なのだろうなあと関心したものです。
2022.05.11
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