魚津埋没林博物館をあとにした僕は、ミラージュランドへ。「第三の男」のオーソン・ウエルズのごとく大観覧車を見上げる僕。そう、観覧車の券ももらったのでした。
「何色にしますか」
「まかせたぜ、おばちゃん。俺を天国へ連れていってくれ」
「じゃあピンクで」
「えっ・・・? 」
「しまった、はめられた! 」
観覧車に乗り込むと、
(ピンクのカラーは恋愛成就のラッキーカラー! )
というファンシーな張り紙がありました。
そして、蜃気楼が見えてまいります。いいえ実際に見えたわけではありません。売店で買った缶ビールが僕の心に蜃気楼を見させたのです。
ついでに半額券があったので、魚津水族館へ。僕は水槽に入った魚が少しばかり苦手なので、超ダッシュで鑑賞。
「ウヒョー、キモイ」
じゃあ来るなよみたいな。
帰りしなに、川城鉱泉にて。このあたりは、けっこう銭湯が残っておりますね。きっと漁師街なので、そのような文化があるのでしょう。やはり僕が入ると、
(なんやこのっさん。旅のもんけ)
という視線をビリビリと感じますが、ある意味心の電気風呂といったところ。今ではかえって心地よい刺激であります。
2016.05.06
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先日、魚津しんきろうマラソンに出たときに、半額券をもらったので、魚津埋没林博物館に行ってまいりました。地元の人はきっと誰も行かないことでしょう、この博物館。でも僕はこの建物の感じが、ウルトラセブン「第四惑星の悪夢」っぽくて好きです。
そう、惑星ソラリスとか、60年代的な近未来っぽさが素晴らしい。
未来では、このような水槽に入った電子制御の脳が人間社会を管理しております。
こういう世界では、人間がロボットたちのエネルギー源として搾取されちゃうパターンですね。ここは電脳警察につかまった政治犯たちが見世物になっちゃう殺人競技場。
ああ、おもしろかった。
ところで埋没林ってなんだったのだろうか?
2016.05.04
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さて、今年も第36回魚津しんきろうマラソンにダーリングM部のみなさんと参戦してまいりました。天気もよく、風も冷たくいいコンディションでありましたが、やっぱりハーフは長くきつかった。足があがらなくなって、少しもつれ気味になったのにもかかわらず、まだ12km地点だったときには愕然としました。さながら蜃気楼を追いかけているようです。途中、給水所にあったレモンの切れはしのめちゃくちゃうまかったこと。タイムは2時間16分17秒。たいした結果ではありませんが、前回からは少し縮んだので良しとしましょうか。
帰り異様にカレーが食べたくなったのでアラジン1へ。イケメンのウェイターさんに、
「めちゃくちゃ辛くたのむね」
と所望。
「えっ、けっこう辛いですけどいいですか」
「うん。たのみます」
そう、体の内側から、外側から打ちのめされたい、そんな気分だったのです。
そして、案の定、自転車での帰り道だったのですが、家にたどりつけるのか不安になるくら体中がきしんで、おそらく炎症による微熱のせいでしょう、へんな寒気が僕を襲います。この日はある農家さんが忙しそうなので、顔をだして、あわよくば手伝って、僕のいい奴加減をアピールしようと思っていたのですが、自宅に直帰。午後のあいだ梅干しをかじって寝込んでおりました。そう、異様に酸っぱいものを体が欲していたようです。
夕方になって、足は痛かったのですが、起き上がれるほどに回復。ホテルアクア黒部「湧水亭」にての、義父の誕生会にはなんとか参加できました。義父は、ここのレディース御前というメニューが好きで、なにかとこれを注文するので、我が家では「レディゴ」と呼ばれるほどのおなじみです。
しかし厳しい目でみると、以前よりレベルが下がったか? 僕はこだわりませんが、女性向けメニューですので、春らしい食材、配色の気配りは必要かもしれません。それと、かぼちゃ、玉ねぎメインのかき揚げというてんぷらはさすがに乱暴。チョコチョコ、華やか、腹八分という感じが「レディゴ」らしさなのではないでしょうか。
その席で、思いがけず我が娘より僕らの結婚記念日ということで薔薇を一輪いただきました。うれしかったですね。我が家の居間に、この薔薇がかざってあるあいだは、うまい酒がいただけそうです。
2016.05.02
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