学ぶことについて
ご縁というのか、あるチャンスをいただき、「総合カレッジSEO」へ調理の研修に通っております。学生生活のような日々が続いておりますが、これがまためちゃくちゃ楽しい。
思い返すと、私はかなり小さいころから、学ぶということに懐疑的であったようです。
「♪大人はうそつきだよね~真実をおしえてくれないよね~」
そんな青臭い言い訳をしながら、単に、成長することに関して、さぼっていたでけなのでしょうね。
「♪歳をとっちまう前に死んじまいたいぜ~」
と言いつつ、親のスネをかじりつくし、そこそこの学校を卒業させてもらって、しかも、もうすでにジジイと言える歳まで生き延びています。まったく、盗人猛々しい。
また、今回は素晴らしい先生にも出会えました。ある課題で、生徒さんの中で、私だけがうまくいかなかったある技術があるのですが、
「もうちょっとやなあ。もういっぺんやってみて」
と、あきらめもせず、先生はまっすぐな顔で成功するまで何度でも指導してくれました。
「ちくしょう先公のくせによ~! バカヤロ~! 」
みたいに涙ぐむツッパリ。そして更生しちゃうみたいなドラマが昔よくありましたが、私も、どうも、そんなパターンです。そうです。もうアラフィフですが、謙虚な気持ちで人生をやり直そう。私はそのときに、そう固く心に誓ったのです。
また、気構えのない、むしろ、キュートとも言える先生なのですが、生い立ちから染みこんだものなのでしょうか、それとも才能なのか、料理に対する考え方、また向き合いか方のようなものが所作の中からほとばしるものがあり、
「カッコいい! 」
と、鳥肌が立つ瞬間があります。この歳になって「こんなふうになりたいな」という憧れを感じることができるのは、たいへん幸福なことだと思っています。
学科の中では「食」について掘り下げた講義もあります。
以前、私は食品スーパーにつとめておりましたが、振り返ると、その現場では数字ばかりで「食」そのものに向き合うチャンスはそんなになかったと思います。例えば「食育」をテーマにした研修があって、さあ、この業界、我々にできることは? みたいな議論をする時間があったとしても、結局はだんだん売上や利益みたいな話になって、
「はい、それでは来月の取り組みは食育弁当! 目標日販100食! 」
「売るぞ~! 売るぞ~! 売るぞ~! 」
みたいな感じで終わったものです。
食はいのちをいただくこと、そしてそれを活かすこと、つまり、生きることそのものです。ほんとうは、とても大事なことなのですよね。目先だけのことではありません。また、仕事にかかわらなくても、だれもが向き合わなけれならないことなのだと思います。
2019.09.23 | Comments(0) | Trackback(0) | 黎明編









